土地の名義変更で必要となるお金

土地やマンションを保有している方が何らかの事情で名義変更をしなければならない場合は、専門家への手続きの依頼が必要です。個人でも手続きはできますが、トラブルを防ぎ、間違いのない手続きを完了させるには、司法書士へ依頼したほうがいいでしょう。土地の名義変更には、登録免許税がかかります。事前に収入印紙を購入して登記申請の際に納付が必要となりますのでご注意ください。

登録免許税は、相続・贈与・離婚・売買などの内容によって税率が異なる点に知っておいてください。その他、土地の名義変更には、様々な証明書を取得する必要があります。例えば、戸籍謄本・戸籍の附票・住民票・印鑑証明書・不在住証明・固定資産評価証明書・登記簿謄本（全部事項証明書）・公図などです。1通取得するのに300～750円もかかりますので必要な証明書はピックアップして忘れずに取得しておきましょう。

市役所・区役所の他、登記簿謄本は法務局で取得する必要があります。契約書を作成した際にも印紙税が必要です。売買契約書の場合は、契約金額によって200～3万円までの収入印紙を貼り付けてください。名義変更後も贈与税・不動産取得税・譲渡所得税などが必要となることがあります。

後日税金が発生しますので、予想していないと払えなくなってしまうことがあります。こうした失敗を防ぐには、簡単な土地の名義変更であっても、司法書士や税理士などの専門家を味方につける必要があるでしょう。