母の日の起源と贈り物の現状
母の日は、アメリカでは負傷兵の衛生状態を改善させたアン・ジャービスを偲び娘が1907年5月12日に白いカーネーションを贈ったのが起源とされていますが、イギリスでは十字架に架けられたイエス・キリストが3日後に蘇った復活祭の3週間前に行われる移動祝日「マザリングサンデイ」に起源とされています。マザリングサンデイは、イギリスやアイルランドで奉公人が実家に帰省した際に母に感謝する習慣に基づいた慣習であり、ドライフルーツをたくさん入れたスポンジケーキに裏切り者のユダを除いた11弟子を表す11の飾りを施した「シムネルケーキ」と「ラッパスイセン」を贈ります。日本国内では、1907年5月12日に白いカーネーションを贈ったアンナ・ジャービスからメッセージを受けとった青山学院の女性宣教師の働きによって1913年に始まったとされ、1931年には昭和天皇の香淳皇后の誕生日の3月6日に制定されるものの定着することなく現在では5月の第2日曜日に行われているイベントです。また、5月の第2日曜日以外に行われる国も多く、スペインの第1日曜日やスウェーデンの5月の最終日曜日など国によって異なります。
母の日は、母親が鬼籍に入っている場合にはアンナ・ジャービスの様に白いカーネーションを贈りますが、存命中の場合には赤いカーネーションに心のこもったメッセージを添えて贈るのが定番となっています。しかし、現在では赤いカーネーションだけで無くスイーツや健康美容ギフトなどを合わせて贈る人も多く、様々な旅行会社で「母の日の旅行プラン」が企画されています。母の日のことならこちら